ハナサンテラスのお日さまさんさんブログ

介護用品ショップ ハナサンテラスの理学療法士スタッフブログ

介護する人・着用する人 一緒に選ぼう👏大人用おむつの選び方

こんにちは、ハナサンテラスのはーちゃんです。

 

大人用のおむつ、商品を探そうと思うとすごーくたくさんの種類が出てきて、

どれを選んだらいいかわからない…ということも多いかと思います。

というのも、大人用のおむつを使う理由も結構いろいろあったりします。

 ・自分でお手洗いまでは行けるけど、間に合わないことがあるため

 ・夜間だけトイレまで行くことができないため

 ・時折、軽い尿失禁があるため

 ・ベッドで過ごす時間が長い(寝たきり)ため

などなど。

 

それぞれの希望に合ったものをいろんなメーカーさんが販売されているため、

たっくさんの種類の大人用オムツが販売されているんですね。

 

そこで今回は、数ある大人用オムツの中から、

その人に合ったものを選ぶコツについて書いていきます( ..)φ

 

子どもと違う、大人用オムツの形

大人用のおむつは、

外側のアウターと内側の尿漏れパッドとも呼ばれるインナーがあります。

アウター

お身体の状態、どの程度動けるかに合わせて選びます。

インナー

性別や尿量に合わせて選びます。「尿取りパッド」とも呼ばれます。

 

2層構造という時点で、子供用オムツとはだいぶイメージが異なるかと思います。

アウターとインナーそれぞれについて

着用する方と介護する方に合ったものを選んでいく必要がありますので、

順にご紹介していきます。

 

アウターの選び方

パンツタイプとテープ止めタイプがあり、

使用する方のお身体の状態(どの程度動けるか)に合わせて選んでいきます。

パンツタイプ

トイレで排泄をされる方向け

通常の下着のように足を通して、上に引き上げて履くタイプ。

オムツに抵抗のある方でも比較的使用しやすいものになります。

 

「トイレが近くて、間に合わずに下着を汚してしまったらどうしよう…」

とお悩みの方などにおすすめのタイプになります。

 

また、排泄はオムツ内ではなくトイレでしたいけど、

ズボンの上げ下げや、便座への乗り移りに介助が必要な方などにもおすすめです。

ご本人さんが手すり等につかまって立っている間に

介助する人が上げ下げしやすく、

もし間に合わなくてもおむつだから捨てられるという点で◎

 

病院や施設では「リハビリパンツ(リハパン)」と呼ばれたりもしています。

 

選び方のポイント

<サイズ>

ご利用される方のエストサイズに合わせて選びましょう。

エストに合わせることで足回りに隙間ができてしまう場合は、

太ももまで生地があるロング丈のものを選ぶと、漏れにくくて良いかと思います。

<吸水量>

排尿1回あたりを150mlとしたときに、

約2〜3回分を吸収する昼向けのタイプから、

4回分以上を吸収する長時間用まであります。

 

アウターのみで使用する場合の目安としては、

自力で歩ける方は2回分、介助付きで歩ける方は4回分、

歩くのが難しい方は5回分の吸収量のものを選んでみるとよいでしょう。

就寝時には6回分以上吸収できるタイプがおすすめです。

 

後にご紹介するインナーとの組み合わせ次第で必要量が変わってきますので、

インナーの吸水量と合わせて考えてみてくださいね。

 

テープ止めタイプ

寝て過ごす時間の多い方向け

エスト部分をテープで止めるタイプ。

テープで好きな位置に固定することができるため体型にフィットしやすく、

パンツタイプよりも横漏れや背中漏れしにくいのが特徴です。

 

選び方のポイント

<サイズ>

ご利用される方のヒップサイズに合わせて選びましょう。

おしり周りにフィットすることで背中の方に漏れるのを防ぐことができ、

エスト周りはテープで調整することができます。

 

<吸水量、漏れ防止形状>

吸水量別に昼用や夜用など様々な種類が販売されています。

パンツタイプと同様にインナーとの組み合わせ次第で必要量が変わってきますので、

インナーの吸水量と合わせて考えてみてくださいね。

また、パンツタイプと異なり、

横漏れや背中漏れ防止ポケットが付いたものや体にフィットしやすいものなど、

漏れにくい工夫がされた商品も多いので、

使いやすそうなものを選んでみると介護する人の助けになるかと思います。

 

インナーの選び方

インナーは尿取りパッドとも呼ばれる

アウターの内側に装着して使用する吸水パッドのこと。

 

インナーを使うことで、アウターの交換の手間を省き、

インナーの交換だけで済むため、介護する人やご利用する人の負担軽減になります。

 

また、アウターよりも安価であるため、

経済的な負担を軽減することのできる優れものです!

 

1点重要な点は、アウターに合ったタイプのものを選ぶこと。

パンツタイプのアウターに装着するもの、

テープ止めタイプのアウターに装着するものがそれぞれあるため、

アウターのタイプに合わせて選びましょう。

ですが、どちらのタイプもアウターのみで使用することもできますので、

必ずしも必要なものではありません。

介護する人、着用する人の状況に合わせてお選びいただければよいかと思います。

 

パンツタイプ用

まずは吸水量を選びましょう。

こまめに交換できる日中は2、3回分、

尿失禁の可能性が高まる夜間は4回分以上のものがおすすめです。

 

パンツタイプは歩いたり、立ったりされる方が多いかと思うので、

ずれにくいものを選ぶとより安心かと思います( ˘ω˘ )

また、装着がしやすいといわれているタイプや

薄型タイプ、肌にやさしいタイプなどもありますので、

そのような特徴と合わせて選んでみてください。

 

テープ止めタイプ用

パンツタイプ用と同様にまずは吸水量を選びます。

テープ止めタイプをご利用される方は介助が必要な方が多いと思いますので、

介護する人の状況も合わせて考えていきます。

 

まめに交換できる場合は2〜3回分、

長時間交換できないときや尿量が多い場合は4回分以上吸収するものを

選ぶとよいでしょう。

 

性別によって形状が異なる商品もあるため、

ご利用される方に合わせて選んでください。

また、蒸れにくいタイプや漏れにくいタイプ、

消臭効果のあるタイプなどもありますので、

そのような特徴と合わせて選んでみてください。

 

こんな時には…

『紙パンツ、紙おむつを履くほどではないけど、軽い尿漏れで困ってて…』

生理用ナプキンのように使える尿取りパッド(尿ケア用ナプキン)があります。

普段お使いのショーツに装着してお使いいただくことが出来ます。

女性用だけでなく、ブリーフやボクサーパンツに装着することのできる

男性用のパッドもありますよ。

また、おむつとは異なるタイプの商品にはなりますが、

尿漏れケア用の吸水体のついた下着もあるので、

そういった商品もおすすめです。

 

『テープ止めタイプ使用中。パッドを併用したいけど本人が嫌がるんです…』

パッドを不快に思う理由にもよりますが、

まずはパッドなしでも使える夜用などの吸水量の多いアウターを

ご利用いただくとよいかと思います。

また、パッドも漏れにくい立体ギャザー付きのものが多くありますが、

ごわつきを気にされているとのことであれば、

フラットなタイプをお選びいただくと良いかもしれません。

 

使う方も、お手伝いする方も気持ちよく

お使いいただく方にも、お手伝いされる方にも

少しでも心地よく過ごしていただくためのご参考になればと思い、

今回ご紹介させていただきました。

 

・アウターとインナー(尿取りパッド)がある

・アウターはパンツタイプかテープ止めタイプか、お身体の状態に合わせて選ぶ

・インナーはご本人様だけでなく、

 介護する方の可能な交換回数も合わせて考えて選んでいく

といったところがポイントになるかなと思います。

毎日のことである”排泄”の要となるオムツ。

着用する方、お手伝いをされる方の双方に合った商品が

見つかることを祈っています(`・ω・´)

 

参考になったという方は

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最後まで読んでいただきありがとうございました( ˘ω˘ )